
永楽屋には、職人たちによって長い年月を経て培われてきた技術があります。素材のぬくもりを手先で感じ取り、一品一品に真心を込める妙技。それは単なる製法ではなく、永楽屋がものづくりにかける想いそのものだと考えています。
伝統を重んじながらも、けっして革新を忘れない。永楽屋の職人は、お客様のご期待に応えるべく、日々、誠実なものづくりに励んでいます。


「永楽屋の工場には大きな機械はありません。素材の状態を確認するのも、洗ったり切ったりするのも、鍋で煮上げるのも全て人の手で行っています。花山椒のような季節の食材はもちろん、椎茸や昆布といった素材も同じものは一つとしてありません。仕入れた素材の持ち味、気候によって調味料の加減をしたり、味をつけるタイミングを変えたり。長年携わってきた職人の腕で、変わらぬ味をお届けしています。」


「永楽屋の和菓子の多くは、ひとつずつ手作業で作られています。毎日、同じ味・姿の品をご用意するには、細心の注意を払い丁寧なものづくりをすることが求められます。また同時に、素材は生き物なので、下ごしらえした最適な状態で作るためには、手際よく手順を進めることが求められます。
和菓子の多くには、季節の素材を用います。素材選びはもちろん、その保存方法にも気を遣い、素材の良さを最大限活かすよう努めています。」


「私の父も永楽屋の和菓子職人であったご縁で、永楽屋の菓子づくりを務めさせていただいています。その父が先代と創った『柚子こゞり』に憧れ、当代と共に『琥珀 紅玉』を創り上げました。
先代と父も変わらず大切にしてきた誠実なものづくり。この姿勢を受け継ぎつつ、技術向上、より良い素材の吟味に努めて参ります。」


「丁寧に作るだけでは、お客様に満足していただける品にはなりません。お客様のお手元に届くその瞬間まで最高の状態を保つために、出来上がった品を人の目で確認しています。少しでも不備があるものは取り除いて、ひとつひとつ丁寧に仕上げ、徹底した品質管理を心がけています。」